ペットを守るために慣らす努力を

“慣らす”ことは、ハリネズミの健康を守るためにも大切なことです。まったく慣れないままだと、周囲で物音がするたびにビクビクしたり、飼い主が手を伸ばしたりしただけで丸くなってしまいます。そんな生活は、とてもストレスが大きく、それがたまってしまうと病気にもかかりやすいのです。

また、動物病院に行ったとき、慣らしていないと診察しようとしてもすぐに丸まってしまいます。そのままでは触診ができないので、麻酔処置が必要になる場合もあります。小さな体なので、麻酔事故の危険性も大きくなってしまいます。

犬や猫ほどは慣れてくれませんが、根気強くコミュニケーションをとっていくと、徐々に応えてくれるようになるはずです。ぜひ、少しずつでも慣らしてあげるようにしましょう。

においを利用し、毎日続ける

コミュニケーションのポイントとして気をつけたいのは、“時間帯”。夜行性の動物ですから、慣らすなら夜がおすすめです。落ち着いた気分でいられるように、食事を与えた後が良いでしょう。

そして、「におい」を利用しましょう。嗅覚に大きく依存する動物ですから、飼い主のにおいに慣らし、そのにおいが「良いこと」だと関連づけるようにします。例えば、“飼い主が2日間着たTシャツを寝床に入れる”などすれば、「飼い主のにおい」=「安心」となります。

また、好物の食べ物を利用するのも1つの手。飼い主の手のにおいを嗅がせた後に好物を与えると、「飼い主のにおい」=「おいしいもの」という良いイメージが定着します。

ここで注意しておきたいのは、飼い主のにおいをいつも同じにしておくこと。あるときは石鹸、あるときは香水…などとにおいが違えば混乱してしまいます。

慣らすためには、短い時間でも毎日コミュニケーションをとることが大事。根気よく続けてくださいね。