知ってほしい帰化動物のこと

みなさんは、「帰化動物」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?テレビなどでも問題として取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。本来、それが生息していない地域で野生化し、繁殖して定着している動物(または植物)のことを指します。

大量に繁殖して、民家や畑などへ被害を及ぼしてしまうこともあります。そうなってしまった原因は、もともと私たち人間にあります。ペットとして飼っていた外来生物を、無責任に逃がしたり、捨てたりしてしまった結果なのです。

ハリネズミも、本来日本に生息していない動物です。しかし、ペットとして飼われていた個体が脱走したり捨てられたりして、野生化している例もあります。

かわいいペットですが、その命への責任はとても大きいものがあるということを、ぜひ心に留めておいてもらえたらと思います。

飼育できなくなる可能性もある

「特定外来生物」に指定されているハリネズミがいます。マンシュウハリネズミ、ヒトイロハリネズミ、ナミハリネズミなどがそうです。特定外来生物に指定されたこれらの種は、飼育や輸入、譲渡、販売が禁止されています。

そこで知ってほしいのが、「外来生物法」という法律。外来の動物(植物)によって、その土地の動植物、農林水産業、人の生命や身体への被害が起こり得る場合があります。それを防ぐために、その動物を「特定外来生物」に指定するのがこの法律なのです。

日本でペットとして飼われているのはヨツユビハリネズミがほとんど。この種はまだ特定外来生物に指定されていませんが、飼い主が無責任に逃がしたり捨てたりして、それが繁殖して何らかの被害を及ぼすようになれば、将来指定される可能性もあります。

そういったことで飼育できなくなるのは悲しいですし、人間の都合で生態系を乱すことのないようにしたいですね。